色弱ってこんな感じ
実を言うと私は色弱なのですが、自分でも色弱のことについてよくわかっていなかったのでちょっとだけ調べてみました
呼び名の推移
昔は色盲という呼び方もありましたね
2017年9月からは色覚多様性なんて呼び方に変わったようです
日本ではおよそ男性の5%、女性の0.2%が色弱だそうで、私はこの5%の中に入るということですね
呼び方が変わっていったのは、徴兵制のあった戦前では色弱の人は身体に重大な欠陥があるとされ徴兵が免除されたそうです
その代わりにかなり厳しい差別があったとか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
色盲という差別的なニュアンスを含む呼び方がされてきたのはこの辺に影響があるようです
今ではその差別色を薄めようという意識が強く働いているのだと思います
色覚異常とは
色覚異常には先天性のものと後天性のものがあり、先天性のものは遺伝によるもので症状も変化しません
後天性のものは眼の病気に由来するものがほとんどで、病気の改善と共に色覚異常も改善される可能性があります
基本的に色弱と言われる人は先天性の色覚異常であることをさすことが多く、私も先天性の部類に入ります
見え方の違い
私たちがみる景色は光の三原色の組み合わせによって色を認識します
光の三原色は赤・青・緑の組み合わせで作られており、色弱の人はこれらのどれか、あるいは複数の色を判別する機能が弱いというのが特徴です
☆異常三色覚・・・赤・青・緑の識別はできるけどそのうちのどれかの機能が弱い状態です。赤が弱いと1型三色覚、緑が弱いと2型三色覚と言うそうです
☆2色型色覚・・・赤・青・緑のうちどれか1つがほぼ機能していない状態です。これも赤が弱いと1型、緑が弱いと2型と分けられます
☆1色型色覚・・・色の識別が困難で全ての景色が灰色に見える状態です。非常にまれで視力もかなり悪いそうです
私の場合は異常三色型ですね
1型か2型かはよくわかりません(子どものころ眼科で検査したことがあるのですがよく覚えていません)
自分にはこう見えます~テストその1
メガネスーパーさんのサイトに色覚タイプのチェックが載っていたので、自分ではどう見えるのだろうと思いちょっとやってみました
これは数字の89がどの段階ではっきりと見えるかを計るテストです
1の画像で89という数字が見えれば一般色覚の人だそうです
さっそく開始!
1の画像
私には89という数字がどこにあるのかわかりません
代わりに水色の52と言う数字が見えます
まぁ自分が色弱であることはわかっているのでこれがわからないのは予想通りの結果です
【A-1】から【A-8】まで
水色っぽい52と言う数字と黒っぽい89という数字が重なって見えます
ただ数字が重なって見えるというのも、このテストがどの段階で89がはっきり見えるかを測るテストであることが最初からわかっているからであって、何も情報がなければ52しか見えないというかもしれません
ですがA-6辺りから52と89がおよそ半々で見えるといったところでしょうか
ついでに言うとA-3辺りから右の数字が2と9のどちらともとれるような見え方をしてます
A-8は左は5の方が強く見えますが、右は9の方が少し強く見えます
【B-1】から【B-4】まで
B-2ではっきりと89がわかります
B-1は右の9はわかるけど左の8はまだ5かな?8かな?で若干迷いますが、89と答えるでしょう
5が3割、8が7割の感じですね
メガネスーパーさんのテストの感想
私がこのテストを受けるならB-2ではっきりと89であると答えます
ただ、このサイトではAとBに具体的にどんな違いがあるか書いていないんですよね
数字がA-1とA-8ではA-8の方がより度の強い色覚以上であるだろうことと、1型か2型かの色覚異常を判断するものであるだろう、との想像はつくのですけど。
それと色覚が正常な人にはAやBの画像はどのように見えるのでしょう?
89が見えるのか、ただ色のついたマルが並んでいるようにしかみえないのかちょっと気になります
自分にはこう見えます~テストその2
続いてnetgeekさんのサイトにあるテストをしてみます
テスト1:左の黄色の四角は分かるけどオレンジのマルはわからない
テスト2:右の黄色のマルは分かるけど左のオレンジの四角はわからない
テスト3・4:わからない
テスト5:ひらがなの「ほ」ではなく「は」に見える
テスト6・7・8・9:わからない
テスト10:数字の12
テスト11・12:わからない
netgeekさんのテストの感想
テスト10以外は全滅
テスト1・2では黄色はわかるけどオレンジが判別不能
っていうかオレンジなんてあるのか?
濃淡の違う緑のマルがいっぱい並んでいるようにしか見えないです
それ以外のものも、もしかしたらこれかな?と思えるようなとっかかりを見つける事もできませんでした
けっこうムズイな
自分が思っている事
こうやってテストをやってみるとわからないものが多く、ちょっとした自信喪失に陥りますが、色弱だからといってその人がダメだっていうことはありません
肉の焼け具合とかもわかりますよ(*^▽^*)
まぁ、パイロットになりたいとか思っている人はさすがに厳しい(というか確実にはじかれる)と思いますが。
自分の経験で言うと、就職活動をしていた時に、とあるものを扱っている雑誌の制作で有名な会社を受けたときに色覚テストで落ちたことがあります
就職氷河期には珍しく、新しく事業所を立ち上げるとかでかなりの人数がエントリーしていました
筆記試験は自己採点でもほぼ満点に近かったはずだし、並んだ数字を足し算して1の位だけを書き込むやつ(集中力を測るテスト)もけっこう自信はありました
しかし最後の最後で色覚テストがあり、案の定わからず。
結果、期待するまでもなくその会社は一次も通りませんでした
まぁ、フォトショ使って作業するようだったので、色弱の人は採らないという会社側の大義名分は理解できます
それにそのあと、事務系の仕事を専門にする会社に入れたし、そのおかげで税金や社会保険の事にそれなりに詳しくなったしで、個人的にはこちらの方が自分の成長を感じられたので結果的には良かったなと思っています
私にはデザインの才能がからっきしなのでフォトショのスキルがアップしてもせいぜい年賀状の印刷に役立てるくらいしか思い浮かばないので"(-“"-)"
まぁ、何が言いたいのかと言うと、結局のところ就職活動以外で日常生活での不便を感じたことってないんですよね
視力が悪いのでむしろそちらの方が困っていますよ
とは言え、もし生まれ変われるなら正常でありたいです
ついでに言うと視力も2.0くらい欲しいです
そんでもってパイロットになりたいですね
あれってすごいお給料いいんですよ(*´ω`*)
・・・えーと、最後は脱線しましたが、だいたいこんな感じです
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