引っ越ししたけど超ハードだった

先日引っ越しました
自分にとっては初めての引っ越しだったのですが、こんなにも大変なのかとつくづく思った次第です

と言ってもうちの事情はちょっと変わっているので、こんなこともあるんだなといった感じで読み流してみてください

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引っ越しの経緯

私の家は祖父母の代から小さな呉服屋を営んでいたのですが、昔と違って今ではこういう個人商店で食べていくのはきつい時代です

私もそうだし、父・母もこの店がいつまでも続くとは考えてもいなかったこともあり、売り上げの上がらないこの店を何とかしようと何か工夫しながら営んでいく、ということも特にしていませんでした

また、築60年以上ということもあり、雨漏りはするし、店全体も陰鬱な雰囲気がするし、といった感じで建物自体にガタが来ていました
店の床とか剥げている箇所が何か所もありましたしね

一応商店街に加盟していたりもしましたが、他の商店街メンバーのお店の人たちも店を畳んだり、高齢のため引退したりと、地域全体の商店に活気がなくなってきているのは確かに感じられました
私が子供のころは野菜屋さんや魚屋さん、肉屋さんもあったし、それ以外にも市場があったんですけどねぇ

代わりに周辺ではマンションやアパートが多く建ち並ぶようになって、ベッドタウン化が進んだといった感じです

ですのでうちも一念発起してマンション建てて家賃収入を得て生活しようと考えたんですよね
そう決めたのが2月くらいらしい(私がその話を聞いたのは3月の終わりころ)

引っ越し先が決まらない

決心したのは父ではあるのですが、そもそも父はきちんと計画を立てたり、深く考えたりするタイプではないです
その場その場で決めてしまい、結果だけをあとからちょろっと言うのみです

よく言えば臨機応変と言えますが、単に無計画なだけなんです

失敗しても「なっちゃったんだからしょうがないだろ」の一点張りでろくに反省もしないので、同じ失敗を何度も繰り返し、そのたんびにこちらが後始末をする羽目になったこともしょっちゅうです

なので、”家を建て替えてマンションを作る”、と決めたのはいいのですが、建て替えている間どこに住むのかというのは何度聞いても「まだ決まってない」という返答が返ってくるばかりでした

当初は近くのマンションに部屋を借りるか、少し離れた所で家を借りるかという話が少しだけ出ていましたが、結局うちが営んでいるボロアパートが、住人が1人だけしか住んでいないから残りの部屋を使う、と決めたのが4月の終わりの話です

その時には家の取り壊しが始まるのが6月初めからというのが決まっていたので、それからやっと引っ越し作業に重点が置かれるようになりました(ゴミの搬出はそれより前から行っていましたが。)

ゴミの量が半端ない

うちの店は築60年以上もあり、今ではもう亡くなった祖父母が戦中の人だったこともあって家の中には「どう考えても使い道ないだろ」っていう訳のわからないものでも、「いつか何かに使えるかもしれないしもったいない」といってはばからない人だったので、これらを処分するのが大変でした

木の板や鉄の棒も大量にあったし、細かい紙の切れ端なんかもありましたね

それと職業柄ハンガーも大量にありました
数は数えていないけど多分300以上。

他には商品をいれる袋とか、旗?みたいのとかホント訳のわからないものが大量に。
布団なんかも10以上、旅行用カバンも20以上出てきたかな?

特に多かったのが祖母の私物で、昔のパンフレットとか妙な置物とか、たとえ知識がなくともこれは不用品だと断定できるものがウジャウジャと出てきました

実際に業者を呼んで価値があるかどうかを鑑定したものも多くありますが、”ほぼすべて価値なし”という事で引き取ってすらもらえませんでした

ゴミの総重量は5トンは軽く超えていたはずです

ゴミ処理にかかる費用だけで数万

うちの家のつくりは3階建てで1階が店舗併用の家です
おまけに地下室(主に灯油置き場)と中二階があり、3階建てとは言え高さ的には4階建てに相当します

1階には売れ残りの商品+書類等+とりあえずのごみ置き場が、中二階は使わないもの+父の私物が、3階は完全に物置で、2階が居住スペースです

祖母がものを捨てずに全て「3階か中二階に置け」と強権を発動するので本当に色々なものが置いてあったのですが、これらをほぼ全て処分しました

主な方法は有料ゴミ袋にいれて燃える(or燃えない)ゴミの日に出す、というものです
うちの地域では燃えるゴミの日が週2日あり、その度に10袋以上出すというのを1か月近くにわたってやっていました

タンスやテーブルといったものは粗大ごみとして出すのですが(もちろんこれも有料)、粗大ごみ扱いにするには適さない小さめの棚とか(何に使うかわからない)木の板なんかは切ったり分解したりして燃えるゴミとして出していました

出した有料ゴミ袋の数は3桁はいったはずです

うちの周辺担当のゴミ収集車の作業員の人は大変だったと思います

ですが、5月も半ばを過ぎ、これでは絶対に間に合わないとようやく自覚してから、トラックを借りてゴミを破砕場に持っていく方法に切り替えました

破砕場は一般家庭の人でも利用できるのですが、生ごみなどのいわゆる家庭ごみは厳禁です
それとガラスや陶器もダメで、確か家電リサイクル法に引っかかるものもダメだったような・・・

破砕場も一応有料なのですが、料金がゴミの重量によって決まります
あとは申込書に必要事項を記入してからでないと利用できません

この”破砕場にゴミを持っていく”のを1日に1~3回やっていました
2トンまで積み込めるトラックに夜の間にゴミを積み込んで朝一で1回、その間にゴミを1階まで下ろし戻ってきたらまたゴミを積み込んで、といった具合です

家の隣がコインパーキングなので積み込むまでの距離は短いものの、積み込むまでの時間は当然料金がかかります

なんだかんだでゴミ関係の費用が最終的には10万以上かかった、と父が言っていましたね

体中が痛い

有料ゴミ袋でゴミステーションに出していたころは分解した小さめの家具や木材等が中心でしたが、一袋につきだいたい10キロ以上、破砕場に持っていくころには90or120リットル入りの透明袋にびっちり詰め込んでやはり10キロ以上のものを2階or3階から下ろすという肉体労働を毎日行っていました

家具類ではやはりタンスが重量的にも重く、数も15くらい?ありましたね
(ちなみに引っ越し先に持って行ったタンスが約10ありました なんでそんなに必要なんだか・・・)

下ろした荷物の中で1・2を争うのがクーラーと金庫でしたね

「クーラーがそんなに重いはずないだろ!」と突っ込まれそうですが、うちにあったのは昭和50年代前半に購入した(とあとから聞いた)備え付きタイプで、内部が鉄のような金属がふんだんと使われているものです

タンクに水を入れてつまみを回すと動くものなので、当時としても珍しいものだと思います

これは大人2人が持とうとしてもびくともしないもので、おそらく50キロ以上はあったでしょう
こんなものを1階まで下ろそうとするのですから、当然体に負担がかかります

私の場合は腰と手首がやられました
特に手首がひどく何かを押そうとしたり、抑えようとしたりして負荷がかかるとビキッときました

今思うと、疲労骨折の前兆のようなものではないかな?

腰は1日経つと痛みが軽減するものの実は今でもよくなっていません
目下、腰痛軽減の体操とかいろいろネットで検索中です

あとは4月の終わりに階段から滑り落ちて、左手の薬指を捻挫and臀部に大きなアザもできました
今では治りましたが薬指の捻挫がよくなるのに、だいたい1か月近くかかりましたね

計画はきちんと立てよう

ろくに計画も立てずに始まった引っ越し作業(というかゴミの処理)だったため、最後の方はかなり無理筋なスケジュールでした

特に最後の3日は朝の9時から深夜0時過ぎまで、最終日に至っては徹夜で肉体労働です
足は全然動かないし、その日寝ることができたのは朝の10時過ぎでしたからね

それでも処分しきれなかったものも多少は残りました
これらの処分って解体費用とは別に料金とられるので、少しでも安く抑えようとしたのですがやはり難しかったですね

っていうか、父に言っておきたいんだが

G.W中に温泉とか行ってんじゃねーよ

あと1週間あれば徹夜することなくほぼ全ての荷物の搬出が終わったと思うのですが、やはりあの量を1か月ちょっとで全て処分しようというのは無茶が過ぎるというものです

しかも荷物も引っ越し先に持って行っただけで、今でも半分以上が段ボールに入ったままだし。

あ、ちなみに私は部屋の間取りをメジャーで測って図面まで作っていたので、あとはその通りに棚などを置いて数時間で荷物の整理は終わりましたよ

とまぁ、こんな感じで初めての引っ越しはドタバタしたものになりました

みなさん、引っ越しするときは本当にしっかりと計画を立てて行わないと徹夜するハメになりますよw

あぁ、でも家の建て替えが終わったら再び引っ越し作業があるんですよね
予定では来年2月です

今回の事を教訓に今度は少しでも楽をするようにしよう

雑記

Posted by ぺぺ