都道府県を覚えるならパズルを使ってタイムアタックをするといいよ

2018年10月10日

けっこう前の話になりますがフジテレビで「四国とオーストラリアを入れ替えた日本地図」を番組内で使用して大炎上してたことがありましたね

確かに形が似てるし縮尺や傾きを変えるとぱっと見では気づかないかもしれない

番組制作の段階で気づかなかったことに関しては、これは間違い探し的な部分が強いと思っていますが、それでも正しい都道府県の形を知っていれば放送前に誰かが気付いたんじゃね?とも思ったりしてます

製作スタッフが知らなかった可能性があるとは思いますけど、他にも都道府県の場所や形って意外と知らない人がいたりするんですよね

スポンサーリンク

パズルでタイムアタックしたらあっという間に覚えた

私の経験から言ってしまうと都道府県を覚えるならパズルで遊びながら覚えるのがいいです

確か小学校3年生のときだったはずですが、当時私は進研ゼミをやっていてその付録で日本地図のパズルが届きました
都道府県のことなんか全く知らなかった小学生がとりあえずやってみようと思い、きちんとはまりそうなピースを手に取り「あーでもない、こーでもない」と10分以上かけてどうにか完成させたものです

いつもなら「もういいや」とそこで終わっているはずだったのですが、そのときはなぜかもう1回やってみようと思ったんです

すると体感ではあるものの若干早くなったような気が。

そうなるとまたやってみようと思うようになるわけでして。

結局初日は5回くらいはやったのかな?

翌日はどれくらい早くなったのか実感したかったこともあり、ストップウォッチ機能付きの腕時計を用意して時間を計ってやってみました
クリスマスプレゼントでもらったもので当時はタイムを計るのがちょっとしたマイブームだったんです

それでタイムを計ってみると確か8分くらいかかったように覚えてます

ちょっとずつですが着実にタイムが縮んでいるのがわかってから一気にはまりました

それからはやればやった分だけタイムが縮まります

5分を切り、3分を切り、1分を切り、最終的には23秒台にまで縮まりました
ピースが47あるので1秒で2個はめている計算です

初日は数回やるのに1時間以上かかっていたのが、10回やるのに30分かからずに終わるようになったわけです

これ以上タイムが縮まる要素がなかったし、位置や形も覚えてしまったのでそれ以降パズルはやりませんでしたが、だいたい10日くらいやってたと思います

1日30分くらいやってたでしょうか

パズルを使うと他にも利点がある

パズルを使うと都道府県を簡単に楽しく覚えることができます

ただ他にも覚えられることがあるのがパズルを使う利点といえます

形を完璧に覚えられる

私がパズルタイムアタックをするときは目をつぶってピースを混ぜて、なるべくピースを見ないようにしてからストップウォッチのボタンを押してスタートさせてました

ピースを混ぜているので向きが180度変わっていたり裏返っていたりというのが当たり前なんですね

1秒で2個ずつはめていくには見た瞬間にそれらを判断しなければいけないわけです

例えばこれは何県だかわかりますか?


正解は広島県です

左右を反転させ、右に90度傾けたものなんですよ
これが即座にわかるのは広島県民以外ではよっぽど地理に詳しいか、パズルを使って都道府県を覚えた人だと思います

都道府県を47個全部言えるよっていう人はかなり多いと思いますが、裏返っていたり向きが変わっている都道府県を当てることのできる人は少ないんじゃないかなぁ

私は今でこそ自信ないですが、当時はどんな状態にあるピースでも判断に100%の自信を持っていました

0コンマ何秒かで判断しないといけないので形は完ぺきに覚えている必要があるわけです

また、23秒の世界に至るまでの過程において向きさえあっていればどの都道府県か判断できるように形と県名を紐づかせておくのも重要ですよね

それには形と別の何かをイメージとして連携させておくと覚えが早かったです

例えば群馬県

隣にある栃木県との違いは南東に伸びたひょろっと伸びた部分がしっぽのように思え、群馬の”馬”の漢字と合わせて馬のしっぽがあるのが群馬県で、しっぽに乗っているのが栃木県、みたいな覚え方をしていました

他には愛媛県はPUMAを左右反転させたもの、長崎県は犬がお座りしたようなもの、茨城県がくのじで千葉県が逆くのじ、愛知県はカンガルー、みたいな感じで覚えてました
愛媛県はちょっとPUMAのロゴに似てません?

逆にちょっと嫌だったのが東京・香川・大阪・沖縄といった所です

「なぜ?」って思った人はどれだけいるでしょうか?

この4つは反転させたり向きを揃えて並べられるととっさの判断に迷うんですね

ひょろっと横に(縦に?)伸びているし、長さも似たり寄ったりだし。

いや、ホントに。

1秒くらいじっくり見れる時間があれば余裕で判断できますが、さすがに0.2秒で判断しなければいけない世界だと逡巡してしまったりするんですよ

時間差が5分の1の差は大きいです

ただ、このように「判断が一瞬遅くなるから苦手だなぁ」と思えるようになるにも形を完璧に覚えているからこそ生じるものだったりするんですよね

応用が利くようになる

例えば「海に面していない都道府県はいくつありますか?」と聞かれて答えることができますか?
知識として知っていれば即座に「8つです」と答えることができるとは思います

では「海に面していない都道府県を全て挙げてください」と言われてはどうでしょうか?
正解は群馬・栃木・埼玉・山梨・長野・岐阜・滋賀・奈良です

いくつあるか?という質問と合わせて計9つを暗記していれば答えるられることではあります

ちなみに私は海なし県が8つあることは知識として覚えていますが、該当する県を暗記しているわけではありません
頭の中に日本地図をイメージし、その中から海なし県を1個ずつピックアップしただけです

覚えていることは1つだけですが、それで十分正解を導きだすことができるんですよ

ではもう1つ問題です

長野県と接している県はいくつあり、また該当する県を全て答えられますか?
けっこう数が多いですよ!

都道府県をきっかけに他の物に興味がわくようになる

私の場合、ということで例を挙げておきます

まず、昔の国名に興味を持ちました

「上野」って読めますか?

「うえの」ではないですよ
「こうずけ」(少数ですが「かみつけ」と呼ぶこともあります)って読みます

今の群馬県の昔の国名ですね

ほぼ同時期に織田信長についても興味を持ちだしたこともあって、信長の支配地域とか調べてました
私がゲームの「信長の野望」が好きな原点はおそらくここにあると思います

それと昔の国名つながりとなりますが、九州はなぜ「”九”」「”州”」なんだろう?とも思ったことがあります
四国は4県あるからまだわかるんですが。

九州って7県しかないんですよね
沖縄入れても8県です

でも沖縄は九州には入らないだろって思ってたし、仮に入れたとしても8個しかないし、なぜ?

答えは上記の通り昔の国名に由来します
九州地方は筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩と9つの国があったために九州と呼ばれているんです

当時、私の環境にはネットがなかったので調べるのにけっこう苦労した思い出があります
関西以西に住んでいるならともかく、道産子の私からすると九州は遠い地域なのでもし都道府県の位置をわかっていなかったらこういう疑問すら湧かなかったかもしれないわけですね

また昔の国名に興味を持ったこともあってそこから日本史も勉強するようになりましたね

最初は「まんが日本の歴史」から入って徐々に文字だけの本へと移行しましたから。
ちょっと変わったところでは白土三平の忍者漫画とかも呼んでました

「忍者武芸帳」とか小学生が読むような漫画じゃないんですけどね
とは言っても「疾風剣」や「波の鼓」はめっちゃかっこいいし、「地走り」は恐怖でしかなかったし。
地走りがなんなのかわからない人は「白土三平 地走り ネズミ」で検索するとどんなものであるかわかりますよ(^O^)/

県庁所在地が載っているパズルがいい

「都道府県を覚えるのにはパズルを使うのがいい」と思う利点についていくつか書いてみました

でもパズルってけっこう色々あるんですよね
そんな中で私がおすすめするのは県庁所在地が載っているタイプのパズルです
都道府県を覚えるのと並行して覚えることができます

当時の私は沖縄の存在は知っていたけど「那覇」という地名はこの時初めて知りましたので。
(ちなみに読み方もこのとき初めて知りました 小学3年生には難しすぎる漢字です)

都道府県と県庁所在地はセットで覚えておくと、中学生以降で本格的に地理を勉強することになっても全く困りません

ただ、ちょっとAmazonや楽天で調べてみたんですけどなかなか「これだ!」って思えるようなのがないのがちょっと・・・

個人的にはくもんのパズルがシンプルでいいと思うんですが県庁所在地が載ってないんですよね

学研のパズルは県庁所在地も載っているけどごちゃごちゃと余計な情報も多いのがネックです
それでもあえて推すなら学研かなぁ

私が使っていたのはかなりシンプルなもので色分けもされていなかったから、本当に形だけで判断するしかなかったんですよね
おまけにピースの方に県庁所在地が載っていたものだったので、紐づけして覚えるのもしやすかったです

っていうか当時の進研ゼミの付録レベル高すぎだろ!

今あれをネットで販売していればベストセラーになってたと思いますよ

最後に

結論としては都道府県を覚えるならパズルでタイムアタックをしながらやるのがいい
県庁所在地が載っているパズルを使うとなおベスト!

って事になります

余談ですが、私が小学校5年生の時に担任の先生がいきなり「明日都道府県テストやるぞ!」と何の前触れもなく言い出したことがありました
その時は???っていうクラスメートの方が多かったように覚えています

当時の担任の先生は教科書の内容を無視して何かを覚えさせようとするタイプだったので大変でしたね
そのおかげで今でも円周率60桁とか言えたりするわけですが・・・

その都道府県テストはそれ以降何度もやることになるのですが、初回のテストで満点だったのは当時から地理に絶対の自信を持っているK君以外では私の他1人2人いたかなぁといったところでしたね

私はパズルを引っ張り出してきて1・2回復習しただけでしたが、いきなり1日で覚えろと言われてできることではないですしね

回を重ねる毎に満点をとれる人が増えて、最終的にはクラスの8割以上が満点をとれていたものの、自分では「がんばって覚えました」という実感が全くないままに満点をとれるというのは、これはこれで気持ちのいいものです

都道府県の名前と位置をしっかりと理解しているという事は大人になってからも困ることではない(というか知らないとむしろ恥ずかしい)ので、もし自分の子供に知育玩具を考えているなら都道府県パズルはどうですか?

雑記

Posted by ぺぺ