【犬のしつけ】引っ張りを軽減する方法について
犬は飼ってないけど犬のしつけに興味のあるペペです
確かに犬は飼っていないのですが、弟が柴犬を飼っていて週一くらいで遊びにくるので(というか預かって!と言ってくるので)散歩には必ず行くようにしています
で、散歩に行くと昔は引っ張りがほんとに酷くてけっこうな力仕事だったりしてたんです
失敗の連続だった
一応小学生の頃にも犬を飼っていたので「なんとかなるだろ」くらいには思っていたのですが、よくよく考えれば昔は躾らしい躾というものをあまりやっていなかったし、1年も経たないうちに田舎暮らしをしていた祖父が番犬用にと引き取っていたので上手な散歩というのをやった経験がありませんでした
まぁ、子供の時の話だし、今はネットで知りたいことはすぐにわかるので、ちょっとググって紹介されているやり方を実践してみたりしたんです
しかし、これが全然うまくいかない
単に自分のやり方がまずいのだと思い、自分にもできそうな方法を色々と漁りながらやってはみたものの、常にリードはピンと伸び切ったままでゼーゼーいいながら歩く状況が続いていました
あの頃は毎日ネットで2時間くらい犬のしつけに関する情報を検索していましたねぇ
弟の飼い犬ではあるんだけれどもまぁ必死でした
以下にやってみたことを書いてみます
(1回だけやってみたというものではありませんので、そこだけは誤解なきよう)
先に進んだら方向転換
犬の方が自分よりも先に進んだら方向転換をすることで引っ張らせないで同じペースで歩こうというものです
こうすることでなかなか行きたい方向に進むことができないことを理解してくれれば引っ張らずに歩けるようになることを期待してみましたが、方向転換をしてもすぐに前に移動してしまい結局引っ張りはおさまりませんでした
引っ張ったら立ち止まる
方向転換と似たようなものです
引っ張ったら立ち止まって、止まったら歩くことで同じペースで歩くことを理解してもらおうというものです
最初は止まっても全く引っ張るのを辞めませんでしたが、辛抱強く引っ張りが収まるまで待っているとそのうちお座りするように。(ただし前を向いたまま)
その時はまだ自分もわかっていませんでしたが、のちにこれは”落ち着け!”っていうカーミングシグナルであることがわかりました
思い通りに動けない犬自身と動かない私に対するいら立ちから発したものだということですね
その証拠にちょっとでも重心を移動しようものならすぐに動き出して、またまた引っ張り続けるという事態に。
(停止したことから解放されたことが分かったのであって、引っ張って歩いているから停止したということはわかっていない)
残念ながらこれも失敗です
うまく歩けたらおやつをあげる
今度は同じペースで歩けたらおやつをあげて学習してもらうという方法をとりました
食べることが大好きで食欲不振とは縁のないワンコなので「いけるかも」と思ったんです
「おて」もおやつで覚えたし。
結果から言うと、はた目にはきちんと歩いてくれてるように見えます
こちらの顔を見ながらぴったり横を歩くようになりました
しかしどう考えてもおやつ食べたいけど私が移動しているからついて行ってるって感じなんですよね
おやつをあげる間隔を長くしていくといつも通り引っ張って歩くようになるか、「おやつくれ」と飛びつきに発展するかのどちらかです
「おやつくれないならお前に用はない」という態度がありありでした
このままやってもおやつなしで歩けるようになるとは思えないのでこの方法も却下です
引っ張りが軽減された方法について
今度は逆にこれは効果があったなと感じた方法について紹介します
首輪からハーネスに変えてもらった
そもそもなぜ犬が引っ張るかと言うと
- 前に進みたい
- リードの限界まで前に進むと相対的に重心が後ろにいく
- 後ろにひっくり返るのを避けるため前方に突っ張る
これがループするわけですね
そして首輪をしていると突っ張った時の力が首にかかってしまい、ゼーゼーいうことになります
引っ張りの強い犬が首輪をしていると苦しさから解放されたくてどんどん引っ張る悪循環が発生するってことです
ですので、弟に「首輪よりハーネスの方がいいよー(^^♪」って言って変えてもらいました
ハーネスなら突っ張られてもある程度力が分散されるので、「ひっくり返るのを避けるため前方に突っ張る」というのを軽減できます
っていうか、これは多少の効果がありました
以前は手が痛くなるくらい引っ張りが強かったのがわかる程度に軽減されたし、弟も同じ感想を言っていましたからね
ただしまだ、根本的な解決とはならず。
とにかくゆっくり歩いた
結論から言うとこれが一番効果がありました
弟のワンコは割と興奮しやすく、吠えはしないけれども興味を持ったものに対する執着が強いタイプです
そのくせ飽きも早いという柴犬らしいというか和犬の特徴そのままのワンコといった感じでしょうか
そして興奮は運動量に比例します
ドッグランとかで追いかけっこしている犬は、一見すると楽しそうに遊んでいるようにも見えますが、それは高い興奮状態にあるとも言えるということです
ですので興奮状態を抑えるためにゆっくりと歩いてみました
どれくらいゆっくり歩くのかというと腰の悪いおじいちゃんおばあちゃんが歩くくらいのスピードです
10分で着くような距離を倍以上の時間をかけて歩きます
これが初日から反応が良かったんです
いきなり引っ張りはおさまりませんが、まず後ろをチラチラと見るようになりました
散歩の後半ではこちらのゆっくりペースに少しずつ合わせてくれるようになり、犬自身が前に進みすぎるとこちらに振り向いて歩くペースを落とす回数が増えたんです
おおっ、これはいけるぞ!って事でこの方法を継続することに。
継続するといっても基本的に約週一ペースでの散歩なので覚えていてくれるか不安でしたが、2回目も最初こそ引っ張りが強かったものの中盤以降は初回よりも引っ張る回数が明らかに減りました
そして今では強く引っ張られることはほぼなくなりました
とは言っても、信号を渡る時や天気が悪くて雨が降りそうな時なんかは、こちらもついつい急いでしまうので軽い引っ張りはまだありますし、散歩の途中で会う他のワンちゃんを見かけるとそばに寄ろうとしてダッシュしそうになったりもします
ですので完全に解消されたというわけではないです
しかし色々と試したものの中では一番効果があったのも事実です
最後に
実を言うとこのゆっくり歩くという方法は別に私が考え出したものではありません
ドッグウォーカー博士のスローライフっていうブログで紹介されていた方法です
このブログは技術的なことに関しては参考になる部分が多いブログで、カーミングシグナルの見分け方の解説など他では見られない記事もあったりします
そのほか、私がチェックしている犬に関するサイトについての記事を紹介しておくので、もし興味があるならどうぞ
引っ張りの強い犬に対して様々なやり方をやってみた事について書いてみました
今回はゆっくり歩くというのがはまりましたが、やり方は1つではないし「私があきらめたやり方で十分引っ張りがおさまったよ」って人もたくさんいると思います
犬の性質と飼い主の技量によっても違ってくる事だとも思っています
ですが、もしうまくいかないという人がいるならこの「ゆっくり歩く」というのはいかがでしょうか?
メジャーな方法ではないので試した事ないって人も多くいるだろうし、もしかしたら私のように「今までで一番効果があるかも」しれませんよ!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません